December 11, 2005
マカーはケチだから?
数年前に中古のCDRWを2千数百円で購入した。自宅でテストサーバにしているジャンクのNEC Mateに付けてみたが、めったに使う事は無い。OSはCPUがしょぼいので古いバージョンのRedHatを使用している。CDを焼く時には、ATIのCDをSCSIとして認識させたカーネルを用意して、そちらで起動しなくてはならない。娘がスタジオジブリのCDを貸してくれないので、留守のあいだにコ○ーしてしまおうと思い、久しぶりに使ってみたが、たいへんだった。まず通常の起動でcdparanoia(フリー)でトラックをディレクトリENCODE(任意)にWAVにして吸い出す。その後、CDをSCSIに見せ掛けた改造カーネルで再起動し、cdrecord(フリー)で焼き込む。
コマンドラインが面倒なので、それぞれPerlに書いておいて、Perlからやらせる。
【トラック吸い出し】
#!/usr/bin/perl if ($ARGV[0] eq ""){ print "perl encode.pl tracknumber\n"; exit(); } #引数としては、面倒なので頭からのトラック数だけにしているが、他にもいろいろできるはず。 $num = $ARGV[0]; $systemcom = "cdparanoia -B -- \"-" . "$num" . "\" ./encode/"; system "$systemcom"; system "ls ./encode"; exit; |
【サウンドCDとして書き込み】
#!/usr/bin/perl $encodefile = " "; #保存用ディレクトリの中のファイル名を書き出している。 opendir (ENCO, "./encode") or die "OPEN ERROR : encode"; while ( $file = readdir ENCO ) { next if $file !~ /wav/; $encodefile = "$encodefile" . " " . "./encode/$file"; } closedir (ENCO); if($encodefile eq " ") { print 'encode Nofile'."\n"; print 'please encode.pl' . "\n\n"; exit; } $systemcom = "cdrecord -v speed=4 dev=0,0,0 -eject -pad -audio" . "$encodefile"; system "$systemcom"; system "rm -i ./encode/*"; exit; |
それぞれ、結構な時間がかかる、これはCPUの処理速度のせいで、OSとしては他のOSよりも速いかもしれない。今はこれらをグラフィックインターフェイスでWindowsのような感覚で使用出来るらしいが、私の環境ではうまくいかなかった。最近のLinuxではたいてい最初から簡単にDVDも焼けるようだ。時代は変わった。
Macintoshはコマンドラインを主としたUNIXに対し、グラフィックを強化した特殊なインターフェイスで革新的なマルチメディアとしてのコンピュータを開発し、パーソナルコンピュータという市場を開拓した。UNIX陣営はこれに対抗して、個人向けの軽いOSとしてDOSを用意し、DOSを擬似的なMacintoshのように使えるWindowsを用意した。その時点で自信過剰のI○Mはゲ○ツ君に手玉に取られる。最近はUNIXそのものをMacintoshライクに使用出来るXシステムというものも(もともとあったのだが、あまり重視していなかったようだ)発達し、愛好家の中には、すでにWindowsを超えたと言う人も多いようだ。確実にシェアも延びている。MacintoshはOS本体をLinuxの双児の兄にあたるBSDにしたので、UNIXのXシステムに近い使用感になり、部分的には使いづらくなったようだ。パソコンも普及して、使いやすさよりも、厳しく基本性能が求められるようになったということだろう。もうWindowsを選択する格たる理由はなくなりつつあるが、まだまだインターネット閲覧等の用途では、強引なWindows中心の標準化(シェアを考えればあたりまえですね)のせいで、Windowsが優位ではある。早く本来の中立なシステムに戻さなくては、健全なネットワーク、マルチメディア、ソフトの発展はないだろう。
Comments
No comments yet